私たちは、患者さんの悩みや心の痛みをじっくり時間をかけながら理解し、共に歩んでいく気持ちで一緒に解決していくことを基本的診療方針として皆さまの治療に当ります。
主な対象疾患は、統合失調症、気分障害(躁うつ病、うつ病)をはじめとする精神障害全般、心身症(摂食障害など)、脳器質性?症状性精神障害、認知症、てんかんなどです。
当科ではうつ病への新たな治療法として2021年4月より反復経頭蓋磁気刺激治療(rTMS)を行っています。
詳細は → 案内パンフレット(PDF)
児童思春期精神医学とは?「Child and Adolescent Psychiatry」
寄附講座「児童思春期精神医学講座」は、和歌山県の要請に基づき、365体育app7年4月、和歌山県立医科大学 医学部 神経精神医学教室内に開設されています。
これまで和歌山県内では、児童精神科を専門とする医師が非常に限られており、地域のニーズに十分に応えられない状況が続いていました。こうした課題を受けて、本講座は、診療体制の強化と専門人材の育成を図る中核拠点として新たに設置されるものです。
本講座では、発達障害、不登校、ひきこもり、気分や行動の問題、人間関係の悩みなど、児童?青年期の子どもたちが抱える多様なこころの問題に対応できる体制の整備を目指します。
診療?人材育成?研究の三本柱を通じて、大学病院内および和歌山県内の関係機関と連携しながら、子どもとその家族が安心して支援を受けられる仕組みを構築してまいります。また、和歌山県立医科大学附属病院は、和歌山県から「子どもの心の診療ネットワーク事業」を受託しており、小学生から高校生を対象とした、心の診療ニーズの高いケースへの早期対応に取り組んでいます。
地域連携体制の構築、相談会?研修会の開催、県民への情報提供なども行っています。
児童思春期精神医学講座(寄附講座)
本講座は、和歌山県における児童思春期精神医療の中核的役割を担うべく、地域に根ざした臨床?教育?研究活動を展開します。
医療?教育?福祉の各機関との密な連携を図りながら、専門人材の育成と、科学的根拠に基づいた子どものこころの支援体制の構築に努めます。
1. 人材確保?診療体制の研究
2. 子どもの諸問題に関する疫学研究
3. 病態解明に関する研究
教育?診療への取り組み
本講座の活動状況や最新情報は、今後ホームページで随時ご紹介していく予定です。